6カ国首席代表

【北京=赤地真志帆】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の首席代表会合が18日午後、北京の釣魚台迎賓館で開幕する。これに先立ち、米朝の首席代表は同日午前、釣魚台に入り、17日に続き、米朝協議を行ったとみられる。北朝鮮による核施設稼働停止を受け、「次の段階の措置」に含まれるすべての核計画の申告、無能力化、重油95万トンのエネルギー支援について、今後の手順を確定できるかが焦点となる。

 6カ国協議が開かれるのは今年3月以来、4カ月ぶり。正午(日本時間午後1時)に各代表が一堂に会し、議長の武大偉中国外務次官主催の昼食会がスタートする。

 米国のヒル国務次官補は同日午前、宿泊先のホテルで記者団に、「初期段階措置は終わった。これから先長い道のりが待っている」と指摘。年内の「次の段階の措置」完了に向け、早期に作業部会を開く考えを示した。

 一方、佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長は同日午前、記者団に「協議では初期段階措置を確実に実施することがまず第一だ」と明言。「北朝鮮が次の段階の措置の実施に向かって前向きな間合いを取ることが協議の出発点になる」と北朝鮮を牽制(けんせい)するとともに、拉致問題で進展がない限りエネルギー支援に応じない方針を重ねて強調した。

(2007/07/18 Sankei.web)


 緊張するのかなぁ。代表会議って。