科学者いい男列伝

女グセが悪かったアインシュタイン、美人数学者にふられたために「ノーベル数学賞」を作らなかったノーベル――天才科学者16人の恋愛遍歴から「いい男度」を判定する異色の列伝「恋する天才科学者」が刊行された。著者は東京大特任教員の内田麻理香さん(33)で、「科学に興味をもってもらうきっかけになれば」と話している。

内田さんは東大工学部の博士課程まで進んだが、子育てなどで中退。お菓子作りや母乳など身近な話題を科学の目で読み解く科学ライターに転じた。昨年7月から同学部の広報室で科学の楽しさを広める活動に取り組んでいる。

 同書によると、アインシュタインは若いころから「イケメン」でモテモテ。不倫相手と再婚した後も「火遊び」を続けた。ノーベルは生涯独身だったが、婚約者がいる女性に恋をしたり、交際していた女性にお金をむしり取られたり。女嫌いだったニュートン、愛妻家だった南方熊楠、自伝にあった「女性との何か」を近親者に削除されてしまったダーウィンも登場。浮気性か家庭的かといった「いい男度」を一人一人判定している。

 講談社刊。税込み1470円。

asahi.com

買ってまではよみたくないなぁ