ウイグル族の「テロ」 民間人も犠牲、死者12人に

中国新疆ウイグル自治区クチャ県を管轄するアクス地区幹部のムティエリフ・ハシム氏は11日、記者会見し、前日の警察襲撃事件の犯行グループは全員ウイグル族で「テロリスト」との見方を示した。また襲撃で民間人1人が死亡したことを明らかにした。事件での死者は12人となった。

 15人とされる襲撃グループには女も2人含まれており、1人が死亡、1人が負傷したという。新華社は地元警察筋の話として、負傷したのは15歳の少女と伝えた。グループにはクチャ県以外の人間も含まれていた。当局側は5人が負傷、いずれも命に別条はないという。

 ハシム氏はテロと判断した理由に民間人が死亡したことを挙げたが、ウイグル独立を主張する「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」や北京五輪との関係などについては「捜査中」と述べるにとどめた。

 逃走中の3人について「拘束する自信がある」と強調、クチャ県の生活は10日午後から「平常に戻った」と述べた。

共同通信

自信はあっても自殺しないよね。