東芝、半導体で大幅減産

東芝は、半導体の大幅な減産に踏み切る。携帯電話などに使われるNAND型フラッシュメモリーを生産する四日市工場(三重県四日市市)の生産量を来年1月から3割減らす。世界的な景気減速をきっかけにした半導体需要の伸び悩みを受け、初めてNAND型の減産に踏み切る。

 NAND型メモリー東芝の主力商品で、大型投資を続けてきた。しかし、需要の鈍化で価格が1年間で3分の1に下落。東芝が08年9月中間期に大幅営業赤字に陥る主因となった。減産をいつまで続けるかは未定としている。

 また12月31日から13日間、同工場の先端ラインの操業を全面的に休止する。同工場で年末年始にラインを止めるのはITバブル崩壊で半導体不況となった01年年末以来。

 このほか、年末年始にはデジタル家電向けやゲーム機器向けのシステムLSI(大規模集積回路)を製造する大分工場(大分市)でも一部ラインで22日間操業を停止。自動車や携帯電話向けなど幅広い製品をつくる北九州工場(北九州市)は25日間休止する。姫路半導体工場(兵庫県)でも18日間ラインを止める。(湯地正裕)

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需要がなさすぎるのも困るね。