国家機密を守るため、大好きな携帯メールを禁止されそうだったオバマ

国家機密を守るため、大好きな携帯メールを禁止されそうだったオバマ米大統領が、インターネットを使える携帯電話を手放さなくて済むことになった。ギブズ大統領報道官が22日の最初の記者会見で明らかにした。

 オバマ氏は自他共に認める「携帯メール中毒」。だが、メールの内容や現在位置などの機密情報が流出する恐れがあり、ブッシュ、クリントン両大統領は原則禁止されていた。だが、オバマ氏は「現実の社会とつながっていたい」と、内外の圧力に抵抗していた。

 会見で質問を受けた報道官は「大統領は今も携帯電話を持っている」と言明。限られた政府高官や親しい友人ら小規模のグループにメールの相手を限定することで妥協したという。内容は、大半が情報公開の対象になると見られている。

 米メディアによると、米国防総省傘下の国家安全保障局(NSA)が、会話や文書の内容を暗号化できるが、市販はされていない「スパイ防止型」の携帯端末を約30万円の予算で導入。政府関係者の間では、代表的な携帯端末「ブラックベリー」と大統領の名前バラクを引っかけて「バラクベリー」と呼ばれ、オバマ氏が使う携帯ではないかと見られている。

asahi.com

現代の大統領はこうなんだね。