操作ミス

高知県宿毛市の第3セクター・土佐くろしお鉄道宿毛駅で2005年3月、特急列車が車止めを越えて駅舎に衝突し、運転士が死亡、乗客ら11人が負傷した事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は27日、運転士のブレーキ操作ミスが原因とする調査報告書をまとめた。

 運転士がブレーキをかけた可能性は低く、事故調では、<1>運転士が事故前日までインフルエンザで6日間休んでいた<2>当日の勤務が既に13時間近く経過していた<3>事故の約1時間前に食事をしていた――ことなどから、運転士が眠気を催した可能性を示唆した。当日の薬の投与については確認できなかった。

 報告書によると、岡山発宿毛行き特急「南風17号」(3両編成)の運転士(当時31歳)は、05年3月2日午後8時40分ごろ、宿毛駅の車止めの手前約290メートルにある信号機を、制限速度(時速45キロ)を大幅に超える、時速113キロ以上で通過。さらに、同約200メートルにある自動列車停止装置(ATS)を通過後、非常ブレーキが作動したが、減速が間に合わず、時速90キロ前後で車止めに衝突した。

 報告書は、ATSの設置位置が不適切だったとも指摘した。

(2007年7月27日 読売新聞)

 操作ミスって・・仕事それしかないんでしょ??